終活と言いますのは人生の最期に向け、アグレッシブに下準備することで、現在を魅力的に生きるための活動を意味します。全世界で一番の長寿国の日本で、高年齢化及び少子化は進み続け、加えて経済環境的にもシビアな現代で、自分自身のエンディングに対して気掛かりになる人が増えてきたことは否定できない事実といえます。
併せて、仕事があわただしい子や孫に対して負担をかけたくないという意識を有している方が増えてきたこともあり、作り出されたキーワードといえます。こういった不安より作り出された発想が現在では、自分自身のエンディングに至るまで自身の理想を考察することができるという醍醐味、あるいは子や孫に負担を掛けずに済む安定感を生じさせます。
納得できる最高のエンディングを迎え入れるため、これまでのくらし方を見つめ、これから先の残りの生活をどういうふうに生存していきたいかが重要になります。不安であるとか、悩み事など、心の中にあるものを出し、整えていくプロセスで精神が清々しくなってきます。あらためていうまでもなく時間を費やす必要な作業ですが、問題点や関心を持っていることが明らかになることで精神が晴れて行くでしょう。経験した人は考えがアグレッシブになったなどと語ります。
加えて、こうした活動は、取り残されてしまう家族、あるいは重要な方へ伝達したいことを明らかにしていくこと、さらに現実問題としてふりかかる、葬儀の予算や相続の課題に対して、先だって手段を講じておくことにもなります。そうすることにより、家族、あるいは重要な方の費用的、メンタル的な負担を軽減することができます。具体的に言いますと残された家族に因る遺産相続に関わる争いを回避することです。
これに関しては亡くなったあとの問題です。たくさんの財産の持ち主である人がそれを整えないまま亡くなってしまうと、取り分をめぐって遺族間でトラブルが起こってしまうかもしれません。トラブルは時に大きな抗争にまで拡がってしまうこともあります。
そのようなことを回避するために終活を実施することになります。相続においての配分をきちんと決めておくことができますので、亡くなられた後でも相続トラブルは生じません。自分自身の納得できる一生涯を送ったという認識を持って、どんな人でも最期を迎えたいと考えます。
その一方で、現実問題として困難なので、想像した通りにはいかないものと言えます。こういう認識を持って日々を過ごしていくための活動が終活といえます。
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